今回は、新築マンションと商業施設が一体となった複合施設の現場にて、土間コンクリート工事を行いました。
新築複合施設の土間コンクリート工事









本現場では、駐輪場や共用部の土間コンクリートとして、1000㎡以上のコンクリート打設を行いました。
広い施工面積となるため、施工区画や打設工程を調整しながら、安全管理と品質管理を徹底して施工を進めています。
土間コンクリートの施工では、仕上がりの平滑性だけでなく、ひび割れ防止や耐久性の確保も重要になります。
そのため今回の施工では、コンクリート内部にワイヤーメッシュ(溶接金網)を配置するとともに、目地(エキスパンション)を設けて打設を行いました。
ワイヤーメッシュは、格子状に溶接された鉄筋で構成される補強材で、乾燥収縮によるひび割れの抑制やコンクリートの強度向上を目的として使用されます。
駐車場や舗装など荷重がかかる土間コンクリートでは、非常に重要な役割を持つ材料です。
また、目地とはコンクリートがひび割れることを防ぐためにあらかじめ設ける「隙間」のことを指します。
コンクリートは温度変化や乾燥収縮などの影響により、完成後も膨張・収縮を繰り返します。
外気温や日照条件、水分量、配合などの影響を受けながら常にわずかな動きを繰り返しているため、その変位の逃げ場がないとコンクリートにひび割れ(クラック)が発生してしまいます。
例えば、10m程度の大きさのコンクリートでも最大で約5mmほど膨張・収縮することがあります。
そのため一般的には、約10㎡を目安に目地を設けることで意図しないクラックの発生を防ぐ施工が行われます。
目地を設けない場合、将来的に大きなひび割れ(構造的クラック)や、ヘアークラックと呼ばれる細かなひび割れによる景観の悪化が発生する可能性があります。
場合によっては、コンクリートの膨張収縮に耐えきれず、床面が持ち上がるといった事例もあります。
長く美しい土間コンクリートを維持するためにも、目地の設置は非常に重要な施工ポイントとなります。
コンクリート打設後の工程では、左官職人による仕上げ作業を行います。
土間コンクリート施工における左官は、コンクリート表面の最終的な仕上げを担う重要な工程であり、コテやハケなどの道具を使用して、美観・機能性・耐久性を考慮した表面を作り上げていきます。
土間コンクリートの主な仕上げ方法には、以下のようなものがあります。
●金ゴテ仕上げ
金属製のコテを使用して表面を押さえ、滑らかで光沢のある仕上がりにする方法です。美観に優れ、倉庫や屋内スペースなどで多く採用されます。
●ハケ引き仕上げ
金ゴテ仕上げの後、コンクリートがある程度硬化した段階でハケを引き、細かな凹凸をつける仕上げ方法です。滑り止め効果が高く、駐車場や屋外通路などで広く用いられています。
●洗い出し仕上げ
表面が固まる前にセメント分を洗い流し、内部の砂利や骨材を露出させる仕上げ方法です。自然な風合いが特徴で、外構や意匠性のある場所で採用されることがあります。
左官による仕上げ作業は、単に表面を整えるだけではありません。
均一で美しい外観を実現することはもちろん、適切な勾配をつけて排水性を確保し、表面を締め固めることでコンクリートの耐久性を高め、ひび割れの発生を抑制する重要な役割を担っています。
今回の現場でも、広い施工面積の中で仕上がりの精度や勾配を確認しながら、丁寧に施工を行いました。
株式会社コザコ官業では、今回のような1000㎡以上の大規模な土間コンクリート施工にも対応可能です。
新築工事から改修工事まで、土間コンクリート施工や様々な左官工事を幅広く対応しております。
マンション・商業施設・倉庫・駐車場などの土間施工をご検討の際は、株式会社コザコ官業にお気軽にお問い合わせください。


